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なんの穴かはナイショ

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あれは、重く湿った空気がまとわりつく気温の下がらない夏の夜だった。

退屈なデートの帰りだったかしら?それともなにか腹の立つことでもあった?・・・もう忘れちゃった。とにかく腐った気持ちで通りすがりにたまたま押したそのバーのドアの重さと、開けた瞬間に肌を撫でた冷たく乾いた空気の心地良さは覚えている。

「今日は何曜日だったかな?」

隣に座るキミにそう声をかけられたのは、私の2杯目のグラスが空になる頃だった。「えーっと、木曜・・・あ、いま金曜日になったところです」真面目に答える私に被せるようにキミは真面目な顔をしてこう言った。金曜日のうちに、また会える?

口を開いて二言目に誘ってくる早急さやそんな気障な言い回しを気に入ったわけでは決してないけれど、思わず笑ってしまった私の負けだと思った。そうして私に一杯のお酒をご馳走してすぐに、キミは帰っていった。それから約22時間後、私はキミに2杯目のお酒をご馳走になった。

そうしてその数時間後、まさか私の足の下敷きになって射精してしまうなんて、キミは想像もしていなかったでしょう?


(つづく)




[ 2018-03-13 (Tue) 00:12 ]  
   Category:七こすり半劇場